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歯科矯正治療のストレスを軽減!それぞれのお悩みにそった解決方法を提案

歯科矯正 ストレス

歯科矯正治療は矯正器具の装着による違和感や痛み、食事の制約など、ストレスを感じることも多いですよね。 本記事では歯科矯正治療のストレスについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 歯科矯正治療の痛みによるストレスと対処法
  • 歯科矯正治療の痛み以外のストレス
  • 歯科矯正治療の痛みが少ない矯正装置について

歯科矯正治療のストレスについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

歯科矯正治療とその痛みによるストレス

歯科矯正治療とその痛みによるストレス

歯科矯正治療はどのくらいの期間行うものですか?
歯科矯正治療の期間は、個人の状態によって異なりますが、約1年半~2年半程度がかかるとされています。重度の症例では期間が長くなる場合もあります。 治療の期間は矯正の種類や患者の症状によっても異なりますが、定期的な通院と治療計画を守り、治療が長引かないようにしましょう。
歯科矯正治療中の痛みはどれくらいの期間続くのですか?
歯科矯正治療中の痛みは、矯正器具の装着や調整によるものと、歯が動く際に生じるものがあります。 矯正器具の装着直後や調整後には、数日~1週間程度の間に、口内の違和感や圧迫感、軽い痛みを感じることがあります。 歯が動く際に生じる痛みは、矯正治療が進むににつれて徐々に緩和されていきますが、歯の移動量や個人の痛みの感じ方によって期間は異なります。 咀嚼による痛みは、食べ物の選択や食べ方を調整することで和らぎます。 治療期間中の痛みは個人差がありますが、歯科医師とのコミュニケーションや適切なケアが重要です。

痛みによるストレスの対処法

痛みによるストレスの対処法

痛みを軽減するための具体的な方法はありますか?
歯科矯正治療中の痛みを軽減する方法として、氷や冷却ジェルを痛みを感じる箇所にあてることで、炎症を抑える方法があります。 また、矯正器具の装着直後や調整後には、柔らかい食事や飲料を選ぶこと、冷たい飲み物を控えることも痛みを和らげる助けになります。
市販の痛み止めを服用しても大丈夫ですか?
市販の痛み止めを一時的に使用することで痛みは和らぎますが、過度な使用は避けるべきです。特に、痛み止めに含まれる成分が口内に過剰に接触すると、口内炎や口腔粘膜への刺激が起こる可能性があります。 痛み止めの使用は短期間にとどめ、痛みが続く場合は歯科医師に相談しましょう。
痛みが少ない矯正装置とはどのようなものがありますか?
痛みが少ない矯正装置には、アライナーやセルフライゲーションブラケットなどがあります。アライナーは透明なプラスチック製の装置で、着脱が簡単で痛みを軽減させる働きがあります。 セルフライゲーションブラケットは歯に直接接触する面積が少なく、滑らかなデザインで口内の刺激が少ないため、痛みが少ないとされています。 しかし、個人の症状や矯正目的によって適する装置は異なるため、歯科医師と相談して適切な矯正装置を選択しましょう。

痛み以外のストレスやリスク

痛み以外のストレスやリスク

その他の矯正治療中のリスクについて教えてください。
歯科矯正治療の痛み以外のストレスには、以下のような要素が挙げられます。

  • 見た目の変化への不安:矯正装置の目立つ見た目に対する不安や、他人の目を気にすることで心理的なストレスを感じる場合があります。
  • 治療期間の長さ:矯正治療は長期間に渡って行われることが多く、その期間にかかるストレスや忍耐があります。
  • 食事の制限:矯正治療中は硬い食べ物や粘着性のある食品を避ける必要があり、好きな食べ物を我慢することがストレスの原因になります。
  • 発音の変化:一部の矯正装置が発音に影響を及ぼすことで、会話に自信を持てなくなることがストレスとなる場合があります。
  • 清掃の手間:矯正装置を清潔に保つことが大切ですが、ブラッシングやフロスの手間が増えることでストレスを感じることがあります。

これらのストレスに対しては、家族や友人とのサポートや理解を得ること、治療目的を思い出して前向きになること、矯正医とのコミュニケーションを通じて不安を解消することが重要です。 また、ストレスを軽減するためにリラックス法やストレス発散の方法を取り入れることもおすすめです。心身の健康を維持しながら、矯正治療を快適に進めることが大切です。 また、矯正治療中のリスクには、口内の損傷や口腔感染症の可能性が挙げられます。 矯正器具が口内組織に擦れたり、異物感によって口内を傷つけることがありますが、歯科医師の指示に従ったケアで予防できます。 また、矯正器具のお手入れを怠ると口腔感染症のリスクが高まるため、器具を清潔に保つことが重要です。 矯正治療中には過剰な力のかかり方によって歯の根が吸収されるリスクもあるため、定期的な検診と歯科医師のアドバイスに従うことが大切です。

食いしばりはどうして危険なのですか?
歯の食いしばり(ブラキシズム)は、ストレスや不安などにより、無意識に上下の歯を強く噛みしめる癖のことです。 長期間にわたる歯の食いしばりは、歯や歯の根を削ることで歯の寿命を縮め、歯の根の吸収や歯周疾患を引き起こすリスクが高まります。 また、顎関節症や頭痛、肩こりなどの症状が起こる可能性もあります。 矯正治療中に歯の食いしばりがある場合、マウスピースの適切な使用や休息で、ストレスの軽減に取り組むことが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで歯科矯正治療のストレスについてお伝えしてきました。 歯科矯正治療のストレスの要点をまとめると以下の通りです。

  • 矯正治療中の痛みによるストレスを軽減するために、氷や冷却ジェルを使った冷却法、柔らかい食事の選択、口内の清潔保持などが重要。また、市販の痛み止めの過度な使用は避け、短期間の利用にとどめること。
  • 歯科矯正治療の痛み以外のストレスとしては、見た目の変化に対する不安、治療期間の長さ、食事の制限、発音の変化などが挙げられる。
  • 歯科矯正治療の痛みが少ない矯正装置として、アライナーやセルフライゲーションブラケットが挙げられるが、個人の症状によって適する装置は異なるため、医師にアドバイスを仰ぐこと。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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