マウスピース矯正

マウスピース型矯正中にスポーツをしてもいい?スポーツをするのにマウスピース型矯正がおすすめな理由

マウスピース型矯正中にスポーツをしてもいい?スポーツをするのにマウスピース型矯正がおすすめな理由

マウスピース型矯正はスポーツをする際に多くの利点を提供します。 この歯列矯正方法は取り外しが可能とされ、通常のマウスガードと併用することが期待できるため、さまざまなスポーツ活動中でも歯列矯正を続けながら口腔内を保護することが可能とされています。
また、マウスピース型矯正装置は透明で目立たないため、見た目にも配慮されています。

このように、スポーツを楽しみながらスムーズに歯列矯正を進められる点が、スポーツ愛好者にとって魅力的な理由となっています。 スポーツ愛好者のなかでも、マウスピース型矯正中にスポーツをしても良いのかと疑問を持たれている方が多いことにより、本記事では以下の項目にごとに解説していきます。

  • マウスピース型矯正中にスポーツできるのか
  • マウスピース型矯正とスポーツ用マウスガードの違い
  • マウスピース型矯正中の注意点

ぜひ最後までお読みください。

マウスピース型矯正中にスポーツできるのか

マウスピース型矯正中にスポーツできるのか

マウスピース型矯正はスポーツと相性がいいのでしょうか?
マウスピース型矯正はスポーツとの相性が良いとされています。 このタイプの歯列矯正装置は取り外しが可能とされ、スポーツ中には専用のマウスガードに交換して使用できます。
これにより、歯列矯正中でもスポーツを楽しむことが可能とされています。なかでも激しいコンタクトスポーツを行う場合、マウスピース型矯正は口腔内の傷害リスクを減らし、歯列の調整を続けながらスポーツを行うのに適しています。

ただし、マウスピース型矯正装置自体がマウスガードとしての役割を果たすわけではないため、スポーツ時の歯の保護には専用のマウスガードが必要になります。
また、歯科医師との相談を通じて、スポーツの種類や頻度に応じた適切な歯列矯正計画を立てることが重要です。

マウスピース型矯正中にしてもいいスポーツを教えてください
マウスピース型矯正中でもできるスポーツには、サッカー、野球、テニス、バドミントン、ゴルフ、ランニング、自転車競技などが含まれます。これらのスポーツは衝撃のリスクが低いとされ、マウスピース型矯正装置を着用していても参加がしやすいとされています。
注意した方がいいスポーツはありますか?
マウスピース型矯正中に注意が必要なスポーツは主に、強い衝撃や激しい接触が伴うスポーツです。例えば、ボクシング、ラグビー、アメリカンフットボール、アイスホッケーなどがこれに該当します。
これらのスポーツでは、顔面への直接的な衝撃がマウスピースを破損させたり、歯や顎にダメージを与えたりする可能性が高いです。 また、加圧トレーニング、格闘技など強く噛みしめる運動をする場合にはマウスピースが割れたり、変形するだけでなく、噛みしめる力によって予期せぬ歯の動きをしてしまうことがありますので注意が必要です。
そのため、これらの活動を行う際は、通常のマウスピース型矯正装置ではなく、スポーツ専用のマウスガードを装着することを推奨しています。

マウスピース型矯正とスポーツ用マウスガードの違い

マウスピース型矯正とスポーツ用マウスガードの違い

歯列矯正のマウスピースはマウスガードの代用として使用できますか?
歯列矯正のマウスピースは、マウスガードの代用として使用することは推奨していません。
なぜなら、歯列矯正用マウスピースは、歯を移動させるために特別に設計されており、スポーツ中に発生する衝撃から歯を保護するための機能はないからです。
ですので、スポーツをする際には、専用のスポーツ用マウスガードを使用することが重要です。これにより、歯や顎の怪我を防ぎながら、活動を楽しむことが期待できます。
歯列矯正のマウスピースとマウスガードの違いを教えてください
歯列矯正のマウスピースとマウスガードは、目的や機能において異なります。まず、歯列矯正のマウスピースは、歯を移動させるための装置です。 歯科医師によって特定の歯の位置や咬合を修正するために装着されます。
マウスピース型矯正装置は、取り外し可能なプラスチック製の装置であり、特定の期間ごとに調整されます。これにより、歯の位置を徐々に変えることが可能とされ、歯列の不正な配置を改善できます。

一方、マウスガードは、スポーツ時に歯や口の内部を保護するための装置です。スポーツ中に衝撃や急激な圧力が加わる場合、マウスガードは歯を保護し、歯の損傷や顎の怪我を防ぐ役割を果たします。
マウスガードは柔軟な素材でできており、歯科医師によって個々の口の形に合わせて作製されます。さらに、マウスガードはスポーツの種類や個々のニーズに応じてカスタマイズされることがあります。

したがって、歯列矯正のマウスピースとマウスガードは、それぞれ異なる目的を持ち、異なる機能を果たします。

スポーツをするのにマウスピース型矯正がおすすめな理由

スポーツをするのにマウスピース型矯正がおすすめな理由

マウスピース型矯正は違和感が少ないのでしょうか?
はい、マウスピース型矯正は違和感が少ないことで知られています。
このタイプの歯列矯正装置は薄く作られており、個々の歯にぴったりとフィットするようにオーダーメイドで製作されるため、装着感は自然とされています。
さらに、弾力性のある柔らかい素材で作られているため、口の中を傷つけるリスクも低く、日常生活での違和感も少ないです。また、取り外しが可能とされているため、食事や清掃の際に不便を感じることなく、快適に使用できます。
マウスピース型矯正は口の中が傷つきにくいですか?
はい、マウスピース型矯正は口の中が傷つきにくいとされています。 この歯列矯正方法では、柔らかく透明なプラスチック素材を使用しており、金属ブラケットやワイヤーが使用される従来の歯列矯正装置と比較して、口の中の粘膜を刺激しにくい設計となっています。
そのため、日常生活での不快感や傷のリスクが低減され、歯列矯正期間中も快適に過ごすことが可能とされています。

マウスピース型矯正中の注意点

マウスピース型矯正中の注意点

マウスピース型矯正中にスポーツをするときは、どのような飲み物を選んだ方がいいですか?
マウスピース型矯正中にスポーツをする際には、糖分や酸性度が高い飲料は避けた方が良いです。
これは、糖分や酸が歯に悪影響を与え、むし歯やエナメル質の腐食を引き起こす可能性があるためです。水や無糖のスポーツドリンクが適切です。これらは口内を清潔に保ちながら水分補給ができ、マウスピースの破損や汚れのリスクも低く抑えることが期待できます。なかでも、長時間のスポーツ活動中には、十分な水分補給が重要です。
水以外の飲み物を飲みたい場合はマウスピースを外してからの方がいいですか?
はい、水以外の飲み物を飲む場合は、マウスピースを外してからの方が良いです。
なかでも糖分が含まれている飲料や色素が強い飲み物は、マウスピースを着色させることや、歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、これらを飲む前にはマウスピースを取り外すことをおすすめします。これにより、マウスピースを清潔に保ち、歯の健康を守ることが期待できます。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで、スポーツをするのにマウスピース型矯正がおすすめな理由について解説しました。 要点をまとめると、以下の通りです。

  • マウスピース型矯正は取り外しやすい歯列矯正器具のため、スポーツとの相性が良いとされている
  • 歯列矯正のマウスピースは、歯を移動させるための装置であり、マウスガードは、スポーツ時に歯や口の内部を保護するための装置である
  • マウスピースを着色させることや、歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、水以外の飲み物を飲む場合は、マウスピースを外してからの方が良い

マウスピース型矯正は、スポーツ選手だけでなく、一般の方にも注目を集めている歯列矯正方法です。
従来のワイヤー矯正に比べて、多くのメリットがあり、なかでもスポーツをする方におすすめです。

ただし、マウスピース型矯正には、すべての不正咬合に適しているわけではなく、装置の紛失や破損のリスクがあるなどのデメリットもあります。

マウスピース型矯正を検討している方は、まず歯科医院でカウンセリングを受け、自分の歯並びや状態に合った治療法かどうか相談することをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
宮島 悠旗医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

宮島 悠旗医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

愛知学院大学歯学部卒業 / 東京歯科大学千葉病院にて臨床研修医終了 / 東北大学大学院歯学研究科口腔発育学口座顎口腔矯正学分野 助教 / 宮島悠旗ブライトオーソドンティクス起業 / 著書「国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”-世界で活躍する人の『デンタルケア』-」(幻冬舎)出版 / 合同会社T&Y Connection設立 / ASIA GOLDEN STARAWARD(企業家賞)受賞 / 著書「歯並び美人で充実人生-幸せを呼ぶゴールデンスマイル-」(合同フォレスト)出版 / 株式会社オーティカインターナショナル認定講師 / 現在は宮島悠旗ブライトオーソドンティクス代表としてフリーランス矯正歯科医を行っている / 専門は矯正歯科(Invisalign®︎、小児矯正、Myobrace®︎、マルチブラケット、アンカースクリュー、PBMオルソ(光加速矯正装置))

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