歯列矯正におけるマウスピースの値段は、一体どのくらいなのでしょうか? 本記事では、マウスピース型矯正の値段について以下の点を中心にご紹介します!
- マウスピース型矯正の特徴
- マウスピース型矯正の大手の特徴と費用の目安
- マウスピース型矯正の支払方法や費用を抑える工夫
マウスピース型矯正の値段について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。
マウスピース型矯正の特徴
マウスピース型矯正の特徴を解説します。
目立たない
マウスピースは、歯に密着するように作られており、見た目に違和感が少なく、目立ちにくいことが特徴です。自然な姿勢で口を閉じられることもメリットの1つです。
取り外しができる
マウスピースは取り外しができるため、食事やブラッシングの際には外すことが可能です。これによって、普段の生活に支障をきたさずに矯正治療が受けられる方がほとんどです。ただし、取り外しすぎると期待通りに歯が動かない恐れがあるため、担当医師からの指示に従う必要があります。
本人の装着努力に治療効果が左右される
マウスピース型矯正は、本人の装着努力によって治療結果が左右されることがあります。マウスピースをきちんと装着しないと、十分な矯正成果が得られず、治療期間も延びることがあります。特に、1日に長時間装着することが大切であり、就寝中も装着することが望ましいとされています。
難しい症例には対応できない
マウスピース型矯正は有効な治療法ですが、重度の症例や骨格異常のある場合など、難しい症例には対応できない可能性があります。その場合は、他の矯正装置を選択することになります。
マウスピース型矯正を行う大手企業の特徴と値段
マウスピース型矯正を行っている、大手企業における特徴と、値段の目安を解説します。
インビザライン
透明で目立ちにくいマウスピースを使用した矯正治療を行っており、個人の歯並びに合わせたマウスピースを作成しています。また、具体的な期間や費用が事前に明確に提示されるため、治療の予算管理がしやすくなっています。そして、世界的に論文で発表されていてエビデンスがあるマウスピース型矯正を提供しています。
ただし価格帯が100万円以上が一般的とされていることから、値段が高いことがデメリットとして挙げられます。
クリアコレクト
透明で目立ちにくいマウスピースを使用した矯正治療を行っており、専用のスキャナーで歯の状態を3Dデータ化することで、より正確な治療計画を立てられます。また、マウスピースの交換タイミングが正確に設定されているため、治療期間の短縮が期待できます。価格帯は、60万円程度からとなります。
hanaravi(ハナラビ)
マウスピース型矯正だけでなく、歯科医院との連携による総合的な治療サービスを提供しています。また、自宅での自己診断が可能なアプリを提供するなど、ユーザビリティの高さが特徴です。価格帯は、45万円程度からと安価であることが特徴です。
アソアライナー
歯科医院と提携して治療を行う企業です。専用のマウスピースを使用した矯正治療を行っており、矯正治療に必要なすべての機能がアプリにまとめられているため、治療の進捗管理がしやすいとされています。
また、マウスピースの交換タイミングが細かく設定されているため、より正確な治療計画が立てられることが特徴です。価格帯は、60万円程度からとなります。
Oh my teeth
オンラインでのカウンセリングから矯正までを行うサービスを提供しています。独自のスキャン技術により正確な矯正プランを作成し、日本人に合わせた独自のマウスピースを提供しています。価格帯は、40万円程度からと安価であることが特徴です。
以上が、主要なマウスピース型矯正企業の特徴と価格帯です。ただし、価格は個人の症状や治療期間によって異なるため、正確な価格はカウンセリング時に確認することが重要です。
マウスピース型矯正における治療費の支払い方法
マウスピース型矯正の治療費には、矯正治療にかかる初診料、マウスピースの作成費用、治療期間中の定期的な調整費用などが含まれます。支払い方法は以下のように分けられます。
トータルフィー制
全額一括で支払う方法です。矯正治療の費用は高額になりがちであるため、割引されることもあります。
都度払い制
治療ごとに支払いを行う方法です。初診料やマウスピース作成費用は治療開始時に支払いが必要で、治療期間中の調整費用は都度支払うことになります。
分割払い
治療費を分割して支払う方法です。治療期間中に分割数や支払い回数が決められ、毎月一定額を支払うことになります。ただし、分割払いの場合は、金利や手数料が発生することがあるため、事前の確認が必要です。
マウスピース型矯正を安くする方法
マウスピース型矯正は高額な治療費用がかかることがありますが、以下の方法で費用を抑えられる可能性があります。
医療費控除を受ける
医療費控除とは、所得税を納める個人が、自身または扶養家族の医療費が一定額以上かかった場合、その一部を還付してもらえる制度です。マウスピース型矯正の治療費も医療費に該当し、所得税の還付を受けられる可能性があります。
デンタルローンを利用する
医療費を分割払いできる金融商品で、マウスピース型矯正の治療費を一括払いできない場合に利用できます。金利や手数料がかかることがあるため、事前の検討が必要です。
総額があらかじめ分かる歯科を探す
マウスピース型矯正の治療費は、症例によって大きく異なるため、事前に総額が分かる歯科を探すことが大切です。また、治療前に明確な見積もりを出してくれる歯科医院を選ぶことで、予期せぬ費用がかからないような工夫ができます。
まとめ
ここまでマウスピース型矯正の値段についてお伝えしてきました。 要点をまとめると以下の通りです。
- マウスピース型矯正には、目立たない、取り外しができる、装着努力に準じた結果が得られる可能性が高いなどの特徴がある
- マウスピース型矯正を提供する企業はいくつかあり、それぞれ特徴や価格帯が異なるため、検討した上で、事前に相談し治療に臨むことが重要である
- マウスピース型矯正では、医療費控除の活用や、デンタルローンの利用などによって、費用を抑えられるよう工夫することが大切である
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。