マウスピース矯正

マウスピース型矯正のデメリットとは?矯正期間や治療が難しい症例など徹底解説!

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マウスピースを使った歯列矯正治療は、どのようなデメリットがあるのでしょうか? 本記事では、マウスピースを使った歯列矯正治療のデメリットについて、以下の点を中心にご紹介します。

  • マウスピース型矯正の期間
  • マウスピース型矯正のデメリット
  • マウスピース型矯正は対応できない症例

マウスピースを使った歯列矯正治療のデメリットについて理解するためにも、ご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

マウスピース型矯正について

マウスピース型矯正について

マウスピース型矯正の治療期間を教えてください。
マウスピースを使った矯正では、部分矯正か全体矯正かによって治療期間は異なります。 部分矯正の場合は5ヶ月〜1年半程度であり、全体矯正の場合は1年〜2年程度とされています。 また、矯正の治療期間は、歯並びの状態によっても異なります。 歯と歯の間に隙間があり離れているすきっ歯である場合、部分矯正も全体矯正も、1ヶ月〜1年程度要します。 上の歯が下の歯よりも前に出ている出っ歯である場合、部分矯正であれば6ヶ月〜1年程度、全体矯正であれば3ヶ月〜1年半程度かかります。 顎が小さく歯が並ばずに重なっている叢生である場合、部分矯正であれば6ヶ月〜1年程度、全体矯正であれば3ヶ月〜1年半程度必要です。 さらに、マウスピースを用いた矯正期間が終わった後、保定が必要になります。 歯は、矯正をしても元の位置に戻ろうとする後戻りという性質があるため、後戻りを防ぐためにリテーナーという保定装置を装着し、歯並びを維持します。 保定期間は、一般的に2年程度必要と言われています。
マウスピース型矯正をする場合、1日の装着時間を教えてください。
マウスピースを使った矯正においては、1日20時間以上装着することが重要であるとされています。 そのため原則、食事や歯磨きのとき以外はマウスピースを装着し続ける必要があります。 マウスピース型矯正では、マウスピースを装着することで歯に力を加えて歯を動かすため、常に装着していることが重要です。 また歯は、一度動いた後でも力が加わらなくなると後戻りするため、動いた位置に固定するためにも、継続して装着することが必要と言われています。
マウスピース型矯正にはどのようなメリットがありますか?
マウスピースを使った矯正治療には、以下のようなメリットがあります。取り外しが可能で目立たない:
マウスピースは、1日20時間の装着時間を守る必要はありますが、食事や歯磨きのときは取り外せるため、食べかすがたまりづらく、むし歯や歯周病になるリスクを減らせます。 また、仕事柄外見を気にする方や思春期の子どもにとっては、周りの目をあまり気にせず矯正を続けられるでしょう。

異物感・痛みがほとんどない:
マウスピースは歯に密着しているため、あまり異物感はなく、治療開始時は違和感があっても、だんだん慣れて気にならなくなることが多いとされています。 また、マウスピース型矯正では、歯を少しずつ動かしていく治療であるため、それほど痛みも生じないと言われています。

体に優しい:
マウスピースは、金属が使われていないため、金属アレルギーの方でも問題なく継続できます。 また突起物がないため、矯正装置によって口内が傷ついたり口内炎ができたりするリスクも低いとされています。

マウスピース型矯正のデメリットについて

マウスピース型矯正のデメリットについて

マウスピース型矯正のデメリットを教えてください。
マウスピースを使った歯列矯正治療には、以下のようなデメリットがあります。指示を正しく守らなければならない:
マウスピースは取り外しができる一方、ルールを守らなければ治療の効果が得られない可能性があります。 マウスピースは1日20時間以上装着し、約7日ごとに、自分で順番通りに次のマウスピースに交換する必要があります。 マウスピースを正しくはめ、食事後は口内ケアを徹底することが重要です。

対応できない症例がある:
マウスピース型矯正は、すべての症例に対応できるわけではなく、適応できない場合もあります。 骨格が大きくずれている出っ歯や、奥歯の噛み合わせが左右にずれているクロスバイト、正中が大きくずれている左右非対称などの場合には、マウスピース型矯正では対応できないとされています。

歯科医師によって治療の質に差がある:
マウスピース型矯正は、歯科医師の腕によって治療の質に差が生じると言われています。 また、治療計画を立てるのは歯科医師であるため、最終的な治療の質は、歯科医師の技術や経験によって左右されると言われています。

マウスピース型矯正で治療が難しい症例はありますか?
マウスピースを使った矯正では、歯の平行移動に適していないため、抜歯をしてできた隙間をうめるような、歯の移動量が大きい症例には対応できません。 また、上下の顎の位置がずれている上下顎前突など、外科手術が必要になる症例も、マウスピース型矯正では対応できません。 ただ、最後の仕上げや、矯正中の一部をワイヤー矯正と併用することで、マウスピースでも治療できる可能性があります。
治療をする医師の経験値によって、対応できる症例に差はでますか?
矯正治療は、矯正を専門分野としていなくても、歯科医師の免許を持ってさえいれば行えるため、歯科医師の経験値によって対応できる症例に大きな差が生じます。 マウスピースを使った矯正は、ワイヤー矯正ほどの技術力は必要ではないものの、正しい治療計画を立てる診断力が重要とされます。 歯科医師の診断力は、歯科医師が過去に担当した症例数や、取り扱うマウスピース型矯正の種類、矯正治療を専門にしてきたのかなどによって左右されます。
マウスピース型矯正とワイヤー矯正では、仕上がりに差はありますか?
マウスピース型矯正とワイヤー矯正において、矯正方法の違いで仕上がりに差が生まれるわけではありません。しかしマウスピース型矯正を適応できる症例には限界があります。 歯科医師の指示通りに1日の装着時間を守っていたか、順番通りにマウスピースを装着したか、指示された回数通院したか、リテーナーをつけ保定期間を守ったかなど、自身の行動によって仕上がりに大きく差が出る場合があります。
マウスピース型矯正が向いていない人の特徴を教えてください。
マウスピースは取り外しができる一方で、自己管理が非常に重要な矯正方法です。 マウスピースのつけ忘れや置き忘れなどが頻繁にあると、矯正を計画通りに進められないため、自己管理が苦手な方や、生活スタイルが不規則な方には向いていないと言われています。 食事後や歯磨き後にマウスピースをつけ忘れたり、外食時にマウスピースをはずしてそのまま忘れてきたりするなど、物を管理するのが苦手な方は、マウスピースではなくワイヤー矯正の方が向いているかもしれません。 また、マウスピース型矯正は、食事のとき以外はマウスピースを常時つけ、1日20時間以上装着していることを前提に治療計画が立てられるため、食事の時間が一定でない方は、マウスピース型矯正は向いていないと言えます。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで、マウスピースを使った歯列矯正治療のデメリットについてお伝えしてきました。 マウスピースを使った歯列矯正治療のデメリットの要点をまとめると、以下の通りです。

  • マウスピース型矯正期間は、歯並びの状態や部位によって異なるが、約3ヶ月〜2年程度かかり、かつ保定期間として2年程度必要である
  • マウスピース型矯正は、指示を正しく守らなければならない、対応できない症例がある、歯科医師により治療の質に差が生じるなどのデメリットがある
  • 抜歯後の隙間をうめる症例や、外科手術が必要になる症例は、マウスピース型矯正では対応できない

これらの情報が、少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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