ワイヤー矯正

高校生からの歯科矯正の費用はどれくらいかかる?矯正方法ごとの費用についても解説

高校生からの歯科矯正の費用はどれくらいかかる?

高校生が歯科矯正を始めるには一体いくらかかるのでしょうか? 本記事では、高校生からの歯科矯正の費用について以下の点を中心にご紹介します!

  • 高校生の歯科矯正の種類と費用
  • 高校生のうちに歯科矯正を始めた方がいい理由
  • 歯科矯正の保険適用の有無や支払方法

高校生からの矯正の費用について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

高校生の矯正歯科の流れ

高校生の矯正歯科の流れ

高校生が歯科矯正を始める際の流れについて順番にみていきましょう。

カウンセリング

矯正歯科の治療に興味がある高校生が歯科医院を訪れた場合、まずはカウンセリングが行われます。歯科医師が歯の状態や治療の希望などを聞き取り、矯正治療が適切かどうかを判断します。

精密検査

カウンセリング後、精密検査が行われます。この検査では、口の中の印象をとったり、レントゲン写真を撮影することで、歯の咬み合わせや顎の骨格などを詳しく調べます。

診断

精密検査の結果をもとに、歯科医師が診断を行います。どのような矯正治療が適切か、治療期間や治療の目的などを説明します。

矯正治療開始

治療方法が決まったら、実際に矯正治療が始まります。治療期間は個人差がありますが、多くの場合、1年以上かかることがあります。治療方法によっては、矯正装置を装着したり、定期的に調整を受けたりします。

定期的な通院

治療中は、定期的に歯科医院を訪れ、矯正治療の進行状況を確認します。歯科医師が定期的に調整を行い、治療がスムーズに進むようにサポートしてくれます。

保定期間

矯正治療が終了した後、保定期間が必要です。この期間中は、矯正装置を外した後の歯の移動を防ぐために、保定装置を使用します。保定期間中も、定期的に歯科医院を訪れる必要があります。 以上が、高校生の矯正歯科の流れです。治療の詳細や期間は、個人差があるため、歯科医師と相談して決定する必要があります。

高校生の歯科矯正の種類と費用

高校生の歯科矯正の種類と費用

高校生の歯科矯正の主な種類と費用の目安について解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯に取り付けられたブラケット(装置)に、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。

表側矯正

歯の表面にブラケットが装着される方法です。ワイヤーの種類やブラケットの素材によって、費用は異なります。一般的に、治療期間が1年以上かかることが多く、費用は20万円から50万円程度が目安とされています。

裏側矯正

歯の裏側にブラケットが装着される方法です。見た目が目立たないため、美容面に配慮したい場合に選ばれることが多いです。費用は30万円から70万円程度が目安とされています。

ハーフリンガル矯正

歯の内側にブラケットが装着される方法で、表側矯正と裏側矯正の両方の利点を取り入れた方法です。費用は50万円から100万円程度が目安とされています。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースによって歯を動かす方法です。マウスピースは、歯科医院で作製され、定期的に交換することで歯を徐々に動かします。費用は10万円から50万円程度が目安とされています。

高校生の歯科矯正が保険適応になる場合

高校生の歯科矯正が保険適応になる場合

一般的に、歯列矯正は保険対象外の自由診療となるため全額負担になりますが、保険適用になる場合もあります。高校生の歯科矯正が保険適応になるケースを紹介します。

先天性の疾患

先天性の疾患によって歯列異常が生じた場合、保険が適用される場合があります。例えば、唇裂症や口蓋裂症の治療によって生じた歯列異常、先天性の歯の発育異常、顎骨の発育異常などが該当します。この場合、歯科医師が保険診療と判断した場合には、一定の範囲で保険が適用されます。

医療控除を活用

歯科矯正治療にかかる費用は、高額な場合があります。しかし、所得税や住民税の申告時に医療費控除を受けることができます。医療費控除は、支払った医療費のうち2.1%を超えた金額について、一定の控除が受けられる制度です。高校生の場合、親が申告した場合に控除が受けられることがあります。
ただし、医療費控除を受けるためには、受診した医療機関から領収書をもらい、受診日や医療費の詳細などを記載した「医療費明細書」が必要となります。控除額には上限がありますので、詳細は国税庁のホームページなどで確認できます。

高校生のうちに歯科矯正を始めた方がいい理由

高校生のうちに歯科矯正を始めた方がいい理由

高校生のうちに歯科矯正を始めた方が良い理由について解説します。

矯正期間が短い

歯科矯正には、歯や骨の成長に伴って歯並びを整える成長矯正と、成人後の歯並びを整える成人矯正があります。成長矯正の場合、骨や歯が成長しているうちに矯正を行うため、矯正期間が短くて済むことが多いです。

虫歯・歯周病予防になる

歯並びが悪いと、歯ブラシできれいに磨けない場所ができ、虫歯や歯周病の原因になることがあります。また、歯並びが悪いと咬み合わせが悪くなり、歯や顎に負担がかかることがあります。高校生のうちに矯正を始めることで、歯並びを整え、虫歯・歯周病の予防や、歯や顎の負担の軽減が期待されます。

体の不調が改善される

歯並びが悪いと、咀嚼の力が偏ったり、食べ物を十分に噛めなかったりすることがあります。これにより、消化器系や全身の健康に影響を与えることがあります。また、咀嚼の力が偏っていると、顎関節に負担がかかり、肩こりや頭痛の原因にもなります。高校生のうちに矯正を始めることで、咀嚼の力を正しく分散させ、体の不調の改善が期待されます。

子供の歯科矯正の支払い方法

子供の歯科矯正の支払い方法

子供の歯科矯正の支払方法について解説します。

トータルフィー制

トータルフィー制は、矯正治療に必要な全ての処置をまとめて一定の費用で支払う方法です。矯正治療の初診時にトータルフィーが算出され、分割払いが可能な場合もあります。この方法は、治療費が事前にわかるため、予算の立てやすさや、一度に支払う必要がないため、負担が少なくなるというメリットがあります。

処置別払い制

処置別払い制は、矯正治療に必要な処置ごとに料金が設定され、それぞれの処置ごとに支払う方法です。例えば、ブラケットの装置費用、ワイヤー交換費用などが含まれます。この方法は、必要な処置ごとに支払うことが可能なため、支払いがスムーズになるというメリットがあります。ただし、予算を立てることが難しく、全体の治療費用が高くなる可能性があります。

医療ローン

医療ローンは、矯正治療費用を分割払いできる方法です。矯正治療費用の支払いを一括で行うことができず、分割払いが必要な場合に利用されます。医療ローンを利用することで、月々の返済額を抑えることができるというメリットがあります。ただし、返済期間が長くなるため、総返済額が増加する場合があります。

まとめ

まとめ

ここまで高校生からの歯科矯正の費用についてお伝えしてきました。 高校生からの歯科矯正の費用についての要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯科矯正にはいくつか種類があり、ワイヤー矯正の費用の目安は20万~100万、マウスピース矯正の費用の目安は10万~50万ほど
  • 歯列矯正が保険適用になる場合もあり、また支払方法を工夫することで負担を減らす可能性がある
  • 高校生から歯科矯正を始めるメリットとして、治療期間が短いこと、虫歯・歯周病予防になること、身体の不調が改善されることなど様々ある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
宮島 悠旗医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

宮島 悠旗医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

愛知学院大学歯学部卒業 / 東京歯科大学千葉病院にて臨床研修医終了 / 東北大学大学院歯学研究科口腔発育学口座顎口腔矯正学分野 助教 / 宮島悠旗ブライトオーソドンティクス起業 / 著書「国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”-世界で活躍する人の『デンタルケア』-」(幻冬舎)出版 / 合同会社T&Y Connection設立 / ASIA GOLDEN STARAWARD(企業家賞)受賞 / 著書「歯並び美人で充実人生-幸せを呼ぶゴールデンスマイル-」(合同フォレスト)出版 / 株式会社オーティカインターナショナル認定講師 / 現在は宮島悠旗ブライトオーソドンティクス代表としてフリーランス矯正歯科医を行っている / 専門は矯正歯科(Invisalign®︎、小児矯正、Myobrace®︎、マルチブラケット、アンカースクリュー、PBMオルソ(光加速矯正装置))

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