ワイヤー矯正

歯科矯正治療が痛すぎる?痛みの原因と対処法を解説

歯列矯正治療が痛すぎる?

歯科矯正治療を受ける際、矯正器具の調整や強力な力が加わることにより、痛みを感じることがあります。本記事では歯科矯正が痛すぎることについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 歯科矯正治療の痛みの原因
  • 痛みが少ない矯正治療
  • 矯正治療中の痛みを軽減する方法

歯科矯正が痛すぎることについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

歯科矯正治療の痛みの原因

歯科矯正治療の痛みの原因

歯科矯正治療で痛みを感じる理由は何ですか?
歯が動くことによる痛み:歯科矯正治療は、歯を少しずつ動かすことで歯並びを整える治療です。歯は骨の中に埋まっており、矯正装置を使って歯に負荷をかけ続けることで、歯は少しずつ移動します。歯根膜が正常な状態に戻ろうとする際に、炎症反応により痛みが生じます。この痛みはワイヤー矯正やマウスピース矯正の場合に起こり、痛みのピークは1〜2日程度で、3〜7日程度続くことが多いです。 特に最初の歯が動き始める頃が最も痛みを伴うことが多く、時間経過とともに緩和されます。矯正器具による痛み:ワイヤー矯正の場合、歯が動くことでワイヤーが後ろから出てきて、粘膜を傷つけてしまうことで口内炎ができてしまうことがあります。また、ワイヤー矯正装置が頬や舌などに触れることで痛みを感じることもあります。
マウスピース型矯正でも、矯正装置の縁が粘膜に強く当たりすぎて傷になることがあります。歯を動かすための装置(アタッチメント)を装着している場合も、粘膜に当たって傷がつく可能性があります。口の中の粘膜に傷がついてしまうと、口内炎を引き起こす可能性もありますので、違和感が続くようであれば、マウスピースを外して、担当医に相談することが大切です。食事による痛み:歯科矯正治療中は、歯に負荷がかかるため、痛みを感じることがあります。特に、ワイヤーの交換や締め直しをした後、歯が動くことによる痛みを感じることがあります。このような場合は、食事の際にも痛みを感じることがあり、硬い食べ物は痛くて噛めないかもしれません。 この場合は、痛みが治まるまでの数日~1週間程度は、歯にやさしい食事がおすすめです。りんごやお肉・パンなど堅い食べ物は避け、お粥やヨーグルトなどの、柔らかくほとんど噛まなくても食べられる物がおすすめです。
痛みの程度は個人差がありますか?
歯科矯正の痛みの程度には個人差があります。 例えば、初めて治療を受ける人や、多数の歯を治療する必要がある場合は、より痛みを感じやすい傾向があります。 また痛みの程度は、治療の種類や進行度、締め具合などにも影響を受けます。例えば、ワイヤー矯正では、ワイヤーの太さや締め具合によって痛みの強さが変わります。

矯正治療の種類と痛みの関係

矯正治療の種類と痛みの関係

どのような矯正治療が痛みを感じやすいですか?
痛みを感じやすい矯正治療としてワイヤー矯正が挙げられます。
ワイヤー矯正は、歯を動かすために歯の表面にブラケットという装置を接着剤でつけることで行われます。ブラケットをつけることで歯の表面に凸凹ができます。それが頬や唇の粘膜などにあたることで痛みを感じたり、擦れることで口内炎になったりすることがあります。 また、結紮線が飛び出してしまうことで、頬に刺さって痛みを感じることもあります。
これらの痛みは、ワイヤー矯正を行うにあたって避けられないものであり、装置をつけている限り続くことになります。ただし、痛みは人によって異なり、慣れるまで数日から1週間ほどかかることがあります。痛みが強い場合には、痛み止めを使用することもできます。定期的に歯科医院を訪れ、調整を受けることで、痛みを軽減できます。
痛みが少ない矯正治療は存在しますか?
痛みが少ない矯正治療としてマウスピース型矯正があります。 この方法は、従来のワイヤー矯正とは異なり、歯列矯正用のプラスチック製マウスピースを使用します。
また、矯正治療期間中に何度もマウスピースを交換することで、徐々に歯を動かせます。このため、徐々に力を加えて歯を動かせるため、痛みが少なくなります。さらに、マウスピース自体が柔軟性があり、装着時に歯や歯茎に直接触れる部分が少ないため、痛みや違和感が少ないとされています。
しかし、マウスピース型矯正は症例によっては適用できない場合があります。
痛みを最小限に抑える矯正装置はありますか?
痛みを最小限に抑える矯正装置として形状記憶ワイヤーがあります。 形状記憶ワイヤーは、従来のワイヤーよりも弱い力を持続的に伝えられるため、急に強い力をかけることなく、最小限の痛みで歯を動かせるとされています。
また、形状記憶ワイヤーは、熱を加えることで特定の形状に戻る性質を持っています。そのため、ヒートベンダーなどの特殊な機器を使用して、ワイヤーを必要な形状に調整できます。このように、形状記憶ワイヤーを使用することで、歯列矯正治療に伴う痛みを最小限に抑えながら、効率よく歯を動かす仕組みがあります。

痛みの緩和方法

痛みの緩和方法

矯正治療中の痛みを軽減する方法は何ですか?
矯正治療の痛みを軽減する方法としては以下のような方法があります。鎮痛剤を使用する:矯正治療における痛みを軽減する方法として、鎮痛剤の使用が挙げられます。治療中の歯科医院で処方してもらえる薬を服用できますし、市販の鎮痛薬であるロキソニンやイブ、バファリンなどを使用することもできます。 特にロキソニンは、胃への負担が少なく、眠気が少ないという特徴があります。矯正治療用ワックスを使用する:矯正ワックスは、ブラケット装置やワイヤーの先端に装着して、粘膜への痛みを抑える効果が期待できます。矯正器具が口の中に当たって痛みを感じる場合には、歯科医師に相談することで、矯正器具の周りにワックスを塗布できます。これにより、矯正器具と粘膜の擦れによる痛みを軽減できます。
この矯正治療用のワックスは、医療用として作られています。ワックスは粘土状になっており、簡単に装着できます。また、装着後も水分や唾液によって溶けにくく、効果が長時間持続しやすくなります。矯正ワックスは、痛みを抑えるだけでなく、口内の保護にも役立つので、矯正治療を受ける方にとっては重要なアイテムと言えます。

ソフトプレートを使用する:ソフトプレートは柔らかい素材で作られており、歯列に合わせた形状になっているため、痛みを感じる部分に当てて使用できます。 ソフトプレートを噛むことで、矯正器具の圧迫力が和らぎ、痛みが軽減されます。また、特殊な器具を必要とせず、持ち運びも簡単なため、自分のタイミングで使用できます。

痛み止めを使用することは適切ですか?
矯正治療中の痛みを軽減するために一時的であれば痛み止めを飲むことは問題ありません。 特に最初にワイヤーを装着してから1-2日間、鎮痛剤を服用することは有用です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで歯科矯正が痛すぎることについてお伝えしてきました。歯科矯正が痛すぎることについての要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯科矯正治療の痛みは、歯が動くことによる痛みや、矯正器具による痛み、食事による痛みなどがある
  • 痛みが少ない矯正治療として、マウスピース型矯正がある
  • 矯正治療中の痛みを軽減する方法として、鎮痛剤を使用することや、矯正治療用ワックスを使用すること、ソフトプレートを使用することがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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坂本 輝雄医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

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