歯列矯正には様々な種類がありますが、どの種類が自分に合っているのかわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。 本記事では、歯列矯正の選び方について以下の点を中心にご紹介します!
- 歯列矯正の種類とそれぞれのメリット・デメリット
- 希望に合わせた歯列矯正のおすすめ
- 歯列矯正医院の探し方
自分に合った歯列矯正方法について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。
歯列矯正の種類
歯列矯正の主な種類について解説します。
ワイヤー矯正(表側矯正)
ワイヤー矯正は、歯並びを治すための最も一般的な方法です。歯にブラケットと呼ばれる小さな金属のパーツを装着し、ワイヤーで繋ぎ、歯を引っ張り合わせて矯正します。矯正装置を歯の表側に取り付けます。
ワイヤー矯正(裏側矯正)
ワイヤー矯正のもう一つの種類は、歯の裏側にブラケットを装着する裏側矯正です。歯の表側には何も装着されないため、目立たず、見た目に配慮したい方に適しています。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、特殊なプラスチック製のマウスピースを使って歯並びを矯正する方法です。マウスピースは、歯に合わせて作られ、矯正のために数週間ごとに交換されます。見た目が目立たないため、見た目に配慮したい方に適しています。
インプラント矯正
インプラント矯正は、歯並びを矯正するためにインプラントを使用する方法です。インプラントは、歯茎に埋め込まれ、矯正のために調整されます。高価かつ時間がかかるため事前の確認をおすすめします。
コンビネーション矯正
コンビネーション矯正は、複数の矯正方法を組み合わせて、歯並びを矯正する方法です。例えば、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正を組み合わせることがあります。コンビネーション矯正は、個々のニーズに合わせて設計されます。
歯列矯正の方法別メリット・デメリット
歯列矯正の方法別のメリット・デメリットについてみていきましょう。
メリット
まずはメリットから紹介します。
ワイヤー矯正(表側矯正)
歯並びを正すことが可能で、治療期間が短いことが特徴です。歯並びが改善されることで、噛み合わせや口臭の改善にもつながります。
ワイヤー矯正(裏側矯正)
外見からは矯正装置が見えないため、見た目に配慮したい人に向いています。矯正装置が口の中にあるため、矯正装置に慣れるまでの期間が長いことに注意してください。
マウスピース型矯正
取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいことが特徴です。矯正装置が口の中にあるため、外見からは分からないことが多いです。痛みや違和感が少ないと感じる方が多いようです。
インプラント矯正
金属矯正装置を使用しないため、見た目に配慮したい人に向いています。インプラントを使用するため、自然な噛み合わせが作られます。
コンビネーション矯正
各種矯正方法を組み合わせることで、より効率よく歯並びを整えられます。各種矯正方法のメリットが活かされることが特徴です。
デメリット
次にデメリットについてみていきましょう。
ワイヤー矯正(表側矯正)
矯正装置が見えるため、見た目に配慮したい人には向かないかもしれません。矯正装置が口の中にあるため、食べ物が詰まることがあります。また、矯正装置のメンテナンスが必要で、歯科医院への通院が頻繁に必要となる場合があります。
ワイヤー矯正(裏側矯正)
矯正装置が口の中にあるため、矯正装置に慣れるまでの期間が長い可能性があります。矯正装置のメンテナンスが必要で、歯科医院への通院が頻繁に必要となる場合があります。矯正装置が裏側にあるため、磨きにくいことがあります。
マウスピース型矯正
治療期間が長い場合があります。マウスピースを使用するため、発音に影響する可能性があります。マウスピースを外したままにすると、矯正の成果が得られにくいため、睡眠時などは特に注意が必要です。
インプラント矯正
インプラントを使用するため、治療費が高くなることがあります。また、治療期間が長くなることがあります。インプラントが体に合わない場合、治療が難しい場合があります。
コンビネーション矯正
各種矯正方法を組み合わせるため、治療期間が長くなることがあります。各種矯正方法の組み合わせによっては、歯科医院への通院が頻繁に必要となる場合があります。各種矯正方法のデメリットも考慮する必要があります。
歯列矯正の希望ごとのおすすめ方法
続いて、歯列矯正のおすすめ方法を紹介していきます。
目立たない矯正をしたい人向け
目立たない矯正方法としては、ワイヤー矯正(裏側矯正)、マウスピース型矯正、舌側矯正があります。これらの矯正方法は、歯に装着するブラケットやワイヤーを裏側や内側に配置することで、外からは目立たないようになっています。
短期間で完了を目指したい人向け
短期間での歯列矯正を目指す場合、舌側矯正やワイヤー矯正がおすすめされます。これらの方法は、個人差がありますが、短期間で歯列を治療できる特徴があります。
症状が強い歯並びを矯正したい人向け
症状が強い歯並びを矯正する場合、ワイヤー矯正(表側矯正)、マウスピース型矯正、舌側矯正、インプラント矯正がおすすめされます。これらの方法は、歯並びの症状に合わせて多角的に治療ができるため、症状の強い歯並びでも治療できる可能性が高いです。
痛みの少ない矯正をしたい人向け
痛みの少ない歯列矯正を目指す場合、マウスピース型矯正やワイヤー矯正がおすすめされます。これらの方法は、痛みが少なく快適に治療ができる特徴があります。また、舌側矯正にも、従来よりも痛みの少ない治療方法があります。
歯列矯正の良い歯科医院の探し方
歯列矯正治療に臨むに当たり、歯科医院の探し方について紹介します。
日本矯正歯科学会「認定医」が安心
日本矯正歯科学会では、厳しい審査を経て「認定医」と認定された歯科医師がいます。認定医は、歯列矯正の専門家として確かな技術と知識を有していると考えられます。そのため、矯正治療を受ける際には、日本矯正歯科学会「認定医」のいるクリニックを選ぶことをおすすめします。
歯列矯正の検査に必要な設備がそろっている
矯正治療には、レントゲンや口腔内のスキャンなどの検査が欠かせません。良い歯科医院を選ぶ際には、これらの検査に必要な設備が揃っているかどうかを確認することが重要です。また、設備が最新かどうかもチェックすると良いでしょう。
矯正費用や矯正期間を明確にしてくれる
矯正治療は長期間にわたって行われることが多く、費用も高額になることがあります。そのため、治療費や矯正期間などの詳細な情報を事前に確認しておくことが重要です。良い歯科医院は、治療に必要な情報を明確に提示し、納得が得られるまで説明を丁寧に行ってくれます。
歯列矯正 選び方まとめ
ここまで歯列矯正の選び方についてお伝えしてきました。 要点をまとめると以下の通りです。
- 歯列矯正にはワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)、マウスピース型矯正、インプラント矯正、コンビネーション矯正などの種類がある
- それぞれのメリット・デメリットを考慮する際、見た目、治療期間、通院頻度などに注目する
- 設備の揃った歯科医院で、認定医の元で、矯正費用や矯正期間を明確にしてもらってから矯正治療に臨むことがおすすめ
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。