ワイヤー矯正

歯科矯正費用はローンで支払える?デンタルローンのメリット・デメリットについて解説!

高額な歯科矯正費用はローンを組めるのでしょうか?本記事では歯科矯正費用のローン支払いについて以下の点を中心にご紹介します。

  • デンタルローンについて
  • デンタルローンのメリットとデメリット
  • デンタルローンの利用方法

歯科矯正費用のローン支払いについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

デンタルローンとは?

デンタルローンとは?

「デンタルローン」は、歯科治療専用の分割払いサービスです。自費診療、特に高額な治療に対して、信販会社が治療費を一時的に支払い、患者さんはその後、治療費に加えた手数料を分割で返済する仕組みです。 特定の治療、例えばインプラントなど、高い治療費が必要な場合、多くの人が費用の問題で治療をためらうことがあります。しかし、信頼する歯科医院での治療を受けるための資金面のサポートとして、デンタルローンを利用する選択肢も考えられます。

デンタルローンの月々の支払額目安

デンタルローンの月々の支払額目安

デンタルローンの返済額はおよそ月々いくらほどになるのでしょうか?100万円を一般的な分割回数で返済していく場合の提携デンタルローンと銀行のローンの返済額例を紹介します。(池田泉州銀行返済金額シミュレーションを使用)

提携デンタルローン

金利: 約5% 申し込み: 歯科医院で申し込みが可能 審査: 必要 分割回数(返済期間): 84回が一般的 毎月の返済額: 14,133円 (100万円を84回で返済する場合) 返済総額: 1,187,172円

銀行のデンタルローン

金利: 2.5~8% 申し込み: 銀行窓口やオンラインで申し込み 審査: 必要 分割回数(返済期間): 10~15年程度(銀行により異なる) 毎月の返済額: 10,606円 (100万円を10年で返済する場合) 返済総額: 1,272,720円

デンタルローンのメリット

デンタルローンのメリット

デンタルローンのメリットは何でしょうか?以下に4つの点について紹介します。

月々の負担が軽減

デンタルローンの魅力の一つは、長期間にわたる分割払いが可能であることです。信販会社によっては、84回までの返済オプションを提供しているところも存在します。一度に大きな金額を支払うのが難しい場合でも、毎月の返済額を抑えることで、高額な治療でも負担を感じずに対応できるのが大きな利点です。

金利が低い

デンタルローンの利点として、設定される利用限度額が高めで、さらに金利が低いことが挙げられます。特に信販会社を通じたデンタルローンの金利は約6%となっているのに対し、カードローンの金利は18%まで上がることがあります。 このような金利の違いは、特に大きな金額を借りる際には返済総額に大きな影響を与えるため、注意が必要です。

医療費控除を申請できる

1年間の治療費が10万円を超える場合、医療費控除を利用できます。デンタルローンでの支払いもこの控除の対象となるため、確定申告の際にはこの点を見逃さないよう注意が必要です。

歯科医院で手続き可能な場合がある

ローンの申し込みが煩難しそうに思えるかもしれませんが、一部の信販会社では歯科医院が手続きのサポートしてくれることもあります。歯科矯正を検討していてデンタルローンを考えている方は、治療先の歯科医院で直接手続きが可能か事前に確認すると良いでしょう。

デンタルローンのデメリット

デンタルローンのデメリット

デンタルローンのメリットを見てきましたが、デメリットにはどんな事があるのでしょうか?以下にデンタルローンのデメリットを3つ紹介します。

審査が必要

デンタルローンを利用するためには、一定の審査をクリアする必要があります。主な条件として「20歳以上で安定した収入があること」が挙げられますが、それだけではありません。過去の金融取引の履歴もチェックされます。 たとえば、クレジットカードの支払いや家賃、携帯電話料金の未払いがあると、審査にパスするのが難しくなることが考えられます。これは、過去の支払い遅延などが「事故情報」として記録されているためです。

利息が高くなる

返済期間を伸ばすと月々の支払いは軽減されますが、その代わり利息の総額が増加します。ですので、返済のスケジュールを決める際には、利息と返済期間の適切なバランスを見極めることが大切です。

連帯保証人が必要なケースがある

デンタルローンの申し込み時には、初めから保証人を設定する必要は通常ありません。しかし、審査の結果によっては、保証人が必要とされることも考えられます。特に、保証人が見つからない場合、ローンの利用が難しくなる可能性があります。さらに、未成年者がデンタルローンを希望する際には、保証人が必須となります。

デンタルローンの利用方法

デンタルローンの利用方法

実際にデンタルローンを使用するさいにはどのような手順を踏むのでしょうか?一般的なデンタルローンの手順について解説します。

申し込み

既に利用中の金融機関でデンタルローンを申し込む場合、新たな口座を開設する手間が省けます。その金融機関の公式ウェブサイトから、デンタルローンのオンライン申込みが可能です。 指定されたオンラインフォームに、必要な情報を入力して申し込みを完了させます。

審査

金融機関が申し込みを受け取ると、申請者の信用情報を基にローン契約の可否を判断する審査が始まります。ここで重要なのは、「安定した収入源が存在し、返済能力が確保されているか」などの基準を満たしているかです。 審査が終わると、結果は電話やメールで申請者に通知されます。審査に合格すれば、専用のカードが送られてきて、これを使ってATMから資金を引き出せます。

治療開始

初回の診察後、詳細な検査や診断を受けると、その後で治療がスタートします。多くの場合、この段階で治療費の支払いが求められます。 デンタルローンの審査には時間がかかることがあるため、受診するクリニックでの治療開始の日程を確認し、早めにローンの手続きを完了させることがおすすめです。

まとめ

まとめ

ここまで歯科矯正費用のローン支払いについてお伝えしてきました。ここまでの要点をまとめると以下の通りです。

  • デンタルローンとは歯科治療専用の分割払いサービスである
  • デンタルローンのメリットは月々の支払額が低く払いやすかったり金利が低いなどのメリットがあるがデメリットとしてはローンの審査があったり、利息がかかる点などが挙げられる
  • デンタルローンの利用方法は申し込みをして審査を待ち、審査が通るとデンタルローンを組んで治療に臨める

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
宮島 悠旗歯科医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

宮島 悠旗歯科医師(宮島悠旗ブライトオーソドンティクス)

愛知学院大学歯学部卒業 / 東京歯科大学千葉病院にて臨床研修医終了 / 東北大学大学院歯学研究科口腔発育学口座顎口腔矯正学分野 助教 / 宮島悠旗ブライトオーソドンティクス起業 / 著書「国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”-世界で活躍する人の『デンタルケア』-」(幻冬舎)出版 / 合同会社T&Y Connection設立 / ASIA GOLDEN STARAWARD(企業家賞)受賞 / 著書「歯並び美人で充実人生-幸せを呼ぶゴールデンスマイル-」(合同フォレスト)出版 / 株式会社オーティカインターナショナル認定講師 / 現在は宮島悠旗ブライトオーソドンティクス代表としてフリーランス矯正歯科医を行っている / 専門は矯正歯科(Invisalign®︎、小児矯正、Myobrace®︎、マルチブラケット、アンカースクリュー、PBMオルソ(光加速矯正装置))

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愛知学院大学歯学部卒業 / 東京歯科大学千葉病院にて臨床研修医終了 / 東北大学大学院歯学研究科口腔発育学口座顎口腔矯正学分野 助教 / 宮島悠旗ブライトオーソドンティクス起業 / 著書「国際人になりたければ英語力より歯を“磨け”-世界で活躍する人の『デンタルケア』-」(幻冬舎)出版 / 合同会社T&Y Connection設立 / ASIA GOLDEN STARAWARD(企業家賞)受賞 / 著書「歯並び美人で充実人生-幸せを呼ぶゴールデンスマイル-」(合同フォレスト)出版 / 株式会社オーティカインターナショナル認定講師 / 現在は宮島悠旗ブライトオーソドンティクス代表としてフリーランス矯正歯科医を行っている / 専門は矯正歯科(Invisalign®︎、小児矯正、Myobrace®︎、マルチブラケット、アンカースクリュー、PBMオルソ(光加速矯正装置))

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