ワイヤー矯正

大人の歯列矯正にかかる期間は?時間がかかる理由と解決方法について解説!

大人の歯列矯正にかかる期間は?

大人の歯列矯正で、どのくらいの期間がかかるのだろうと不安に感じている方は多いのではないでしょうか。 本記事では、大人の歯列矯正の期間について以下の点を中心にご紹介します!

  • なぜ大人の歯列矯正に時間がかかるのか
  • 歯列矯正を早く終わらせる方法はあるのか
  • 子どもの歯列矯正にかかる期間は

大人の歯列矯正の期間について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

大人の歯列矯正にかかる時間

大人の歯列矯正にかかる時間

歯列矯正の器具ごとの歯列矯正にかかる時間を教えてください
一般的にはどの装置を使っても矯正治療期間は2年前後で、同じ歯並びの場合、舌側矯正(裏側矯正)が時間がかかる傾向にあります。
矯正装置の中でも、マウスピース型装置は、自分で取り外し可能で歯磨きがしやすく、痛みが苦手な方や金属アレルギーの方にも適しています。装着時間が短いと矯正期間が長くなるため、1日20時間程度の装着が必要です。
なぜ大人の歯列矯正に時間がかかるのでしょうか?
大人の歯列矯正に時間がかかる理由は、骨が成熟していて、歯の周りの骨を含めた組織が変化し始めるまで時間がかかるためです。

歯列矯正の期間を短くする方法

歯列矯正の期間を短くする方法

歯列矯正を早く終わらせる方法はありますか?
歯列矯正の治療期間は個人の状況によって異なりますが、いくつかの方法が治療期間を短縮するのに役立つ場合があります。まず、適切な治療計画と継続的なケアが重要です。歯科医師との定期的な相談や予定通りの通院を行い、指示に従うことが必要です。
また、歯列矯正の器具や技術の進歩により、より効率的な治療方法が開発されています。例えば、セルフライゲーションブラケット等、アーチワイヤーとブラケットの間の摩擦が少ない装置を使用すると治療期間を短縮できる可能性があります。また骨代謝を活性化させ、歯を早く動かす方法もいくつか存在します。
さらに、患者自身の努力も重要です。適切なオーラルケアを実践し、定期的に歯を磨き、矯正装置やブラケットをきちんと清潔に保つことが必要です。また、口腔の健康を維持するために、食事や生活習慣にも注意を払うことが重要です。
自分で歯列矯正の期間を短くすることはできますか?
自分で歯列矯正の期間を短くすることはできません。歯を動かすには時間が必要で、短期間で歯列矯正を行うと、歯や歯茎に損傷を与える可能性があるため、矯正期間を急いで短くすることは推奨されません。
矯正治療中は、定期的な歯科医院の診察や調整を受けることが必要であり、患者さん自身が何か特別なことをすることで矯正期間を短くすることはできません。ただし、矯正装置を正しく着用し、適切な歯磨きや口内ケアをすることは、治療の進行に影響を与えます。歯科医師の指示に従い、正確に矯正装置を着用し、歯磨きや口内ケアを丁寧にすることで、矯正治療の期間を短くすることはできませんが、効果的とされる治療が受けられます。
子どもの歯列矯正にかかる期間はどれくらいですか?
小児の歯列矯正は永久歯の萌出交換と上下の顎骨の成長を見守る必要があるため、観察期間も含めると比較的長期に及びます。
積極的に介入する治療の期間は1〜3年程度となりますが、観察期間も含めるとその倍くらいの治療期間となります。また、子どもの歯はまだ成熟しておらず、柔らかいので歯を動かしやすいという利点があります。早期に問題を発見し、適切なタイミングで歯列矯正治療を始めることで、より良い結果が得られる場合もあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで、大人の歯列矯正の期間についてお伝えしました。 要点をまとめると以下の通りです。

  • 骨の成熟が進んでいるため、組織が変化し歯が動き始めるまで若年層より時間がかかる
  • 歯列矯正を早く終わらせるには、計画通りの通院や装置を正しく使用するなど、自身の協力が必要
  • 小児の歯列矯正の期間は、観察期間を含めると比較的治療期間が長期に及ぶ

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坂本 輝雄歯科医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

坂本 輝雄歯科医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

記事をもっと見る
  • この記事の監修医師
  • 他の監修記事
坂本 輝雄歯科医師(東京歯科大学 千葉歯科医療センター 矯正歯科 臨床准教授)

東京歯科大学卒業 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 慶応義塾大学医学部形成外科学教室非常勤講師 米国オクラホマ大学歯科矯正学講座 Visiting Assistant Professor 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京歯科大学退職 東京歯科大学千葉歯科医療センター矯正歯科 臨床准教授

  1. 噛み合わせの治療で歯を削ることはある?歯を削るケースや削る際の痛みについて解説

  2. リテーナー装着中でも食べ歩きはできる?対処法や注意点を解説

  3. 歯列矯正で抜歯するのはいつ?抜歯が必要になるケースについても解説します

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340